うつ入院中の過ごし方について

うつでの入院にあたって

最重点入院目的は復職です。
再発・再燃や再休職を予防することです。学習や訓練を通して、患者様に二度と同じ轍を踏まないしたたかさ、ストレスに対する強さを身につけてもらうことです。
治療法は多種多様ですが、薬物療法と心理社会的療法、そして十分な休息がうつ病治療の3本の柱になります。

リワーク病棟「六甲」では、ゆったりと静養できる環境やリラクセーションプログラム、適切な薬物療法を提供します。
そして、多くのうつ病の発症に関連しているとされる認知の問題に注目して、認知行動療法を中心に社会心理的療法を充実させた様々なリワークプログラムを実施します。

基本的な1日のスケジュール

6:00~7:00
起床
7:00
生活カード回収
7:00~8:30
朝食
朝食後薬服用
9:30
検温
さくらプログラム

12:00~13:00
お昼食
昼食後薬服用
やまなみプログラム
さくらプログラム

17:00
生活カード配布
18:30~19:30
夕食
夕食後薬服用
20:00
正面玄関戸締り
21:00
共有スペース消灯
1F・3F施錠
睡眠前薬服用
22:00
居室消灯 就寝


  • 患者様のスケジュールに合わせて主治医の診察曜日に診察もあります。
  • 消灯後は看護師が居室を巡回いたします。何かございましたら遠慮なくお声をおかけください。

入院目的別4種類のクリニカルパス

リワーク病棟「六甲」には、入院目的別に4種類のクリニカルパスがあります。現在休職あるいは失職中だが就労を希望・予定している方に対し2種類と、就労を希望・予定しない方に対して2種類があります。
復職支援希望者のなかには、なお急性期を脱しておらず、しばらく心身の休養を優先し、その後リワークプログラムを受けるリワークSパス(S=standard)と、すでに回復期にあり、リワークプログラムをすぐ受けることができるリワークPパス(P=プログラム)があります。
また、非就労希望者には、薬物療法や心理療法など従来からの治療法に加えてリワークプログラムの中心的役割を担う集団認知行動療法参加目的のリフレッシュパスと静養目的のリラックスパスがあります。